春一番という言葉を聞くと厳しい冬の寒さを無事乗り切って段々と暖かくなっていく事を実感できる時期が来たんだなと思う頃になります。
ただ天気予報などで
「今日春一番が吹きました」
などとの報告を受けるのですが、この風が吹いた事を決める要素知っていますか?
春一番とは?いつ吹いた風の事をそう呼ぶの?
まず春一番とは季節の節気を表す二十四節気に深く関係をしているものになります。
よく使われる節気として春を表すものとしては立春、春分などは有名ですがこのほかにも4つの春を表す節気があります。
※春の節気に関しては後ほど紹介します
春一番とは節気の立春〜春分の日までの間に南から吹く風の事を表します。
Wikipedia参照
春一番の発生条件及び認定基準は、地域・気象台により、多少異なる。おおむね、立春から春分までの間に、日本海を進む低気圧に向かって、南側の高気圧から10分間平均で風速8m/s以上の風が吹き込み、前日に比べて気温が上昇することを発生条件とする。ただし、「日本海を進む低気圧に向かって」という条件は比較的幅広く解釈されることもある。
ただこの日を境に暖かい日と寒い日が交互に続いて行くので体調管理には十分気をつけたい頃でもあります。
寒暖の日が徐々に暖かい日が卯づくようになってくるとあぁ春が来たなと実感する時期ですね。
関連語
⇒ 2014年の立春
⇒ 2014年の春分(春分の日)
春一番のときの気圧配置
気象庁などが春一番と認定する決まりとしてただ強い風をそのように呼ぶのではなく、
気圧配置も合わせて基準としています。南からの風なので西高東低の気圧
春一番は必ず吹くのか?
この時期に必ず吹くというものではないようです。気象庁の統計でも約2割位が春一番を観測しなかったというものになっています。
なぜ春一番を気象庁は伝えるのか?
これに関しては、春の到来を喜ぶためというのもあるのですが、突然の強風という事もあるし、何よりも積雪が多い地域などではとても注意が必要な時期の指標になっているからというのが一番お理由かと思われます。
暖かい風によって雪が解け積雪が多い地域などでは雪崩の原因になる事が多く、この時期の雪山への登山に関しては注意が必要です。
また漁師にとっては、この風によって多くの被害が出ているかこがありますから、台風の情報などと合わせてとても大事な情報になっているようです。