七五三の主役は子供です。そして子供の衣装の準備を始めとする七五三の準備は、何かと大変なもの。ですので、親の服装の準備はついつい後回しにしなってしまいがち。当日に慌てないためにも親の服装についても事前に確認しておきましょう。
母親の服装
母親は七五三の子供に付きそう立場です。華美なものは避け、清楚かつ堅実なイメージになるように心がけます。ただしあまりにカジュアルですと、晴れ着姿の子供とのバランスがとれなくなるので注意が必要です。
和装の場合は、色無地(一つ紋が望ましい)や、落ち着いた雰囲気で吉祥柄の訪問着や付下げが望ましいものです。帯は錦帯若しくは格式の高い柄の名古屋帯を合わせます。着物の場合、着付けとヘアセットが必要になりますが、子供の着付けとパックになっているものもあります。
洋装の場合は卒業式や入学式に着るものをイメージすると、七五三という場面で浮き立つことはないでしょう。落ち着いた色調とデザインのワンピースやスーツなどが適しています。靴はローヒールで歩きやすいパンプスにし、アクセサリーは派手にならないようにします。
父親の服装
父親はダークスーツが基本です。ワイシャツやネクタイなども、デザイン的にトラッドなものを合わせると、神社という場所とも晴れ着姿の子供ともバランスが良いものです。
また、髪型やひげなども清潔感を心がけましょう。
祖父母の服装
祖父母は七五三にお招きされた立場ですので、子供家族に礼を尽くした形のセミフォーマルの服装が最もふさわしくなります。祖母は和装でも洋装でも、華美になるのは母親以上に控えたいもの。落ち着いた印象のものを選ぶことを心がけましょう。祖父はジャケット若しくはダークスーツが最適です。