日本には古くから長寿を祝う習わしがあります。
今回紹介する「傘寿」も長寿のお祝いの一つです。年齢には節目になる年齢の呼び方があり、身近なものでは三十路や四十路というのも年齢を表す呼び方の一つです。
身近な年齢の呼び方として還暦というものは聞いたことがある人も多いでしょう。
その中で傘寿が表すものは数え年で80歳のことを表すのですが、この年齢の時にお祝いをするのも日本の古くからの行事です。
「傘寿」の読み方は「さんじゅ」と呼ぶのですがなぜこの「傘」に「寿」をつけるようになったのかその由来を紹介します。
傘寿の年齢や色などの基本情報
読み方 | 年齢 | 色 |
---|---|---|
傘樹(さんじゅ) 八十寿(やそじゅ) |
80歳(数え年) | 紫 |
数え年とは
年祝いの時やお祝い事の時に見かける数え年というのは妊娠した時を0歳と数え生まれた時を1歳と数える年齢のことです。
傘寿のお祝い方法と色
還暦祝いの時は「赤いちゃんちゃんこ」や「赤いもの」をお祝いの品として贈りますが、傘寿の時に当てはまるお祝いの色は「紫」がその色に当てはまります。
これには、「陰陽五行説」と言って世界中の様々なものは「木」「火」「土」「金」「水」のどれかの属性に当てはめられているとされており、日本人にとってはとても古くより馴染みの深いものでしたが、現代では欧米の文化の影響が強く次第に薄れて言っている考え方の一つでもありますが、特別な時のお祝いや節目の時に関係が深い色を今でも大事にしていることがわかります。
傘寿のお祝いの方法
お祝いをする日は誕生日や敬老の日に行うことが多いのですが、傘寿のお祝いの方法も同じ日に行うことが望ましいでしょう。
お祝いは特別しきたりがあるわけではないのですが、家族が集まりお食事やお祝いの品などを贈り、良い一日にしたいものです。
傘寿(さんじゅ)の由来
まずは傘寿という名前の由来から紹介したいと思います。
「傘」という文字がつけられている理由は「傘」という文字を分解した時に「八」と「十」の文字になることからこの文字が当てはめられました。
年祝いは漢字に当てはめられたり、干支や陰陽五行説などによって伝えられている風習です。
長寿のお祝いのことを年祝いといいます。
傘寿というのは80歳のお祝いのことをいいます。なぜ80歳のことを「傘寿」というのか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、「傘」という文字は分解すると八と十に分けることができます。
そのため八十歳のお祝いのことを傘寿と呼ぶようになりました。この他の年祝いの名前の由来もそのほとんどが文字の成り立ちから作られている物が多くて、とても面白いと思います。
このページでは傘寿(80歳)のお祝いのときに喜ばれるお祝いの言葉や決まり事などについて紹介していきたいと思います。
傘寿のお祝い言葉
傘寿のお祝いの言葉で長寿のお祝いを送るときにはこんな言葉で始まるお祝いの言葉はどうでしょうか?
この言葉に続いて、お祝いをされる方との関係で適切な言葉を贈って上げたいものですね。
・傘寿とのこと、おめでとうございます。(80才)
・傘寿おめでとうございます。これからも、ますますお元気でご活躍ください。
・傘寿のお祝い申し上げます。
・傘寿おめでとうございます。これからも、ますますお元気でご活躍ください。
いつも若々しい先生が傘寿だなんて、不思議な気がします。
・お元気に傘寿を迎えられ、まことにおめでとうございます。
・この度はご傘寿を迎えられ、おめでとうございます。いつまでもお元気で、ご活躍ください。
・傘寿おめでとうございます。これからも私たち皆の大先輩として、ご活躍を期待しています。
傘寿のお祝いの贈り物はなにがおすすめ?
傘寿は80歳というとても長寿な方へのお祝いです。敬う気持ちを贈り物として贈って喜んでもらえたら良いなと思います。
傘寿の時にお勧めしたいプレゼントといえば、家族として贈る時などにおすすめなのがお祝いの言葉を書き綴ったもの、いつでも身近に飾っておけますし、なにより家を出ている方も多いと思いますが、そんなときにいつでも身近に感じることができるものは嬉しいですね。
傘寿のお祝いの言葉も添えて贈ることができるものはとても良いと思います。
これ以外にも、喜ばれるかもしれないなと思ったもので、誕生日新聞というものがあります。
今ではコンビニ等でもこのサービスを受け付けが簡単にできてコンビニにあるコピー機で誕生日を入力するとその日の誕生日の新聞を印刷してくれるというものがあります。
傘寿のお祝いの品
年祝いでプレゼントするお祝いの品を考えている方もいらっしゃると思います。傘寿の時にお祝いの品はご両親に必要なものなどを考えてプレゼントしてあげるものが大変喜ばれます。
この時に気にかけてもらいたいのは傘寿に当てはめられた色「紫」のお品をプレゼントするのも良いでしょう。
その中でも年祝いの名前にちなんで「傘」をプレゼントしてあげるのも人気を集めているようです。