新しい元号が発表され●●となりました。この元号の●●にはどのような意味が込められているのかまたどんな歴史を刻んでいくことを目的につけられたのかなどを紹介していきたいと思います。

そもそも元号が変わる瞬間とは現代では日本の象徴である天皇陛下への即位に伴って変更されています。日本史の中でも天皇家の存在は重要な役割とともに、世界でももっとも古い王族であるという認識もあることから世界からも尊敬されているという事実があります。



新しい元号が変わるときはいつ?

平成などでもお馴染みの元号ですがこれまでいくつも変化してきました。この暦の付け方の始まりは、西暦では645年から始まっており最初の元号は大化とつけられました。

この元号が変わるときとは、現在まで天皇陛下が崩御された次の日から変わります。

正確に言うと、天皇陛下が崩御された翌日ですね

平成に変わった時のことを詳しくみて見ると、昭和天皇の崩御されたのが、昭和64年1月7日6時55分、その日の14時10分には、「平成」という元号が閣議決定され、14時36分に発表されました。

元号法に基づいて、「平成」が適用されたのが平成元年1月8日となります。

といった流れで新しい元号へと変化をしました。

これは元号法というもので定義されており以下のようになっています

1  元号は、政令で定める。
2  元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める。

   附 則
1  この法律は、公布の日から施行する。
2  昭和の元号は、本則第一項の規定に基づき定められたものとする。



元号はどんな決め方で決まるの?

平成の次の元号になるときに騒がれていた生前退位という言葉を聞かれたことがある方は多いと思います。これは天皇・皇后両陛下が生前に退位なされ継承していく意味があります。

天皇陛下の業務は世界中で行われており、年齢を重ねられて天皇ご自身から業務に支障をきたす可能性があると言われたとされていることから騒がれたのが生前退位の原因とされています。

現在の元号法での決め方では皇位の継承が行われた場合に変わるというものなので生前退位をされた場合でも元号は変化します。

元号の決め方にはいくつかルールがあります

・国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。
・漢字2字であること。
・書きやすいこと。
・読みやすいこと。
・これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと。
・俗用されているものでないこと。

などといったものが当てはまっています。このほかにも英語での表記をする際に元号の頭文字が被らないようにするというのも議論されていたり、平成が誕生した際には子音も気にしたとか。

明治(Meiji)
大正(Tisyou)
昭和(Showa)

のようにローマ字表記の頭文字が被らないようにもされています。

平成という元号に決められたときにはいくつかの候補が挙げられていました。
・平成
・修文(しゅうぶん)(Syubunn)
・正化(せいか) (Seika)

というものが挙げられ昭和(Showa)の「S」とかぶるため却下されたのだとか。

これまでの元号に使われてき文字

これまでの元号で使われてきた漢字は全部で72種類の漢字が使われてきました。

その中もでももっとも多く使われてきた文字はどんな文字だと思いますか?
それは「永」です。

長い間この時代が続きますようにという意味が込められています。この永はこれまでに元号として29回使われています。

これ以外にも「元」や「天」という文字が使われた元号は27回現れています。

元号の文字数は決まっている?1文字の元号はある?

元号は二文字で表されるものが多く存在しており、今回の●●も二文字の元号になりました。これまでに二文字や四文字の元号がつけられてきましたが一文字と三文字のものは存在していません。

4文字の元号
(天平感宝・天平勝宝・天平宝字・天平神護・神護景雲)

元号の変化と歴史

日本史好きの人には馴染みの深いことばかりかもしれませんが、私たちの生活にとても馴染みが深くなった「平成」というのも元号です。この元号は1989年1月8日から始まったもので現在の次に新しい元号です。

これまでに日本ではなんと247個もの元号が使われてきました。

えっ!日本史の授業でそんなに多くの元号ってあったっけ?と思われる方も多いと思いますのでここでこれまでの時代を現してきた元号をまとめてみました。

日本史でよく使われているのは一時代に対しての呼び方を元号と一緒に覚えてしまっている方もいるかもしれません。

ちなみに元号の始まりは大化(たいか)は、西暦でいう645年から650年までの期間を指しています。