干支や十二支の順番の由来
干支の順番は、子(ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(うさぎ)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(いのしし)です。
十二支の順番
順番 | イラスト | 漢字 | 読み方 |
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1番目 | 子年 | ねずみどし ねどし |
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2番目 | 丑年 | うしどし うどし |
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3番目 | 寅年 | とらどし | |
4番目 | 卯年 | うさぎどし うどし |
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5番目 | 辰年 | たつどし | |
6番目 | 巳年 | へびどし みどし |
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7番目 | 午年 | うまどし | |
8番目 | 未年 | ひつじどし | |
9番目 | 申年 | さるどし | |
10番目 | 酉年 | とりどし | |
11番目 | 戌年 | いぬどし | |
12番目 | 亥年 | いのしどし いどし |
干支の順番の確認はこちらを参照:十二支:wikipedia
それは子供達にも覚えやすいように物語や語られるものとして現代まで伝えられています。
「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、ゐ(い)」
皆さん、十二支は知っていますよね?一年ずつ動物が割り当てられていて、干支の年は「年男、年女」なんて言いますね。
干支の順番60種類
覚えやすい順番としての十二支が良く知られますが正式な干支の順番では十干と十二支の組み合わせの順番があります。
参考:干支Wikipedia
干支や十二支の順番を子供に教える昔話の物語
干支の順番が決まった時のエピソードは昔話として伝えられているものがあって、子供たちにも伝えやすいような物語で伝わっています。
むかしむかしの年の暮れ、神様が動物たちを集めてこう言いました。
「お正月になったら新年のごあいさつに来なさい。早くついたものから12番目まで、順に一年間ずつその年の大将にしてあげよう」
それを聞いた動物たちは大喜び。特にネコは喜びすぎて、あいさつに行く日をすっかり忘れてしまったのでした。そこで猫はネズミに「あいさつに行くのは何日だったっけ?」と聞いたところ、ネズミは何食わぬ顔で「二日だよ」と答えました。
おおみそかの夜、足の遅いウシは晩のうちから出発することにしました。ネズミはその背中に気づかれないようにひょいっと乗りました。
翌朝、ウシが一番乗りしようとしたところ、すばやく背中から飛び降りたネズミが一番に。続いてウシが二着。走りで早いトラは三着。その後ウサギが四着。
続いて雲に乗ったタツがたどり着き、後ににょろにょろとヘビが。そしてウマ、ヒツジが次々と到着。12番目まではあと4匹です。
その頃「犬猿の仲」のイヌとサルはけんかしながら御殿に向かっていました。
そしてその間をニワトリが取り持ちながらなんとかゴール。最後にすごい勢いでイノシシが飛び込んできて、12着となりました。
さて、元日は昼寝をしてゆっくりと過ごしていたネコですが、二日の朝は早々に御殿に到着しました。
しかし、あいさつの日は一日だったことを知り、ぼうぜんとします。 ネコがネズミを見ると追いかけるようになったのは、それからのことだとか…。
というようななんとも面白い歴史が存在しておりこれらは古代中国から伝えられたとされていますがいつ頃にこれらが伝承されたのかは定かではありません。
十二等分された十二獣は暦の数え方だけに使われているわけではなく時間を示したり方位を表し足りるように様々な生活の単位として使われてきたことから古より慕われてきたことが伺えますね。
子供に干支の順番はなんでこの順番なの?って聞かれたときにはこんな風に教えてあげるとよいかなと思います。
干支の順番を決めるレースの要約
- 神様が動物たちに新年のごあいさつに来るよう命じ、早く来た12の動物を一年の大将にすると告げる。
- 動物たちは喜ぶが、ネコは日にちを忘れる。
- ネコがネズミに日にちを尋ねると、ネズミは嘘をつき「二日」と答える。
- おおみそか、ウシが出発。ネズミはウシの背中にこっそり乗る。
- 翌朝、ネズミが一番、ウシが二番、トラが三番、ウサギが四番と続く。
- タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジと続く。12番目まであと4匹。
- イヌとサルはけんかしつつ、ニワトリが間に入り、イノシシが12番目として到着。
- 二日の朝、ネコが御殿に到着するが、あいさつの日が一日だったことを知り驚く。
- ネコがネズミを追いかけるようになったのは、この出来事が原因とされる。
- この物語は古代中国から伝わってきたが、いつ伝承されたのかは不明。
- 十二獣は暦だけでなく、時間や方位を示すなど、様々な生活の単位として使われてきた。
実は十二支には十三番目、十四番目がいる?猫?イタチ?
よく十二支の話を聞いていると人間の生活に馴染みの深いものやインパクトの強い動物が入っています。気になるのは「猫」の存在です。古くから人間の生活に馴染んできた動物は十二支の逸話の中では猫はねずみに新年の挨拶をしに行く日を騙され2日の朝に挨拶をしに言ったことで十二支から外されました。
そのほかにもイタチも十二支を決める競争に参加していたとされています。そのイタチはゴール寸前で猪突猛進でゴールを果たしたイノシシに突き飛ばされてしまい12位以内に入ることができませんでした。。
そのことをお釈迦様に相談に行った猫とイタチはそれでも十二支の仲間に入れてもらうことはできませんでした。それを見ていた菩薩様が知恵を授け騙された猫と、突き飛ばされたイタチを何かの形で参加させることはできないかと考え生まれたのがイタチという言葉を使い最初の日に使われる「一日(つイタチ)」と猫の漢字のもう一つの読み方である「びょう」を時間の最小の単位である「秒(びょう)」に当てはめたとされています。