※香典袋に関する外袋・内袋の書き方(図解)
香典が必要になるときは、突然訪れます、毎日触れるものではないから、香典の書き方を常に意識して覚えている方は少ないかと思いますので、こちらのページでは、そんなときに便利に使えるように香典の書き方を目的別にまとめていますので上手に使ってください
香典が必要な場面
香典(こうでん)は、日本の葬儀や法要などの際に贈られるお金のことを指します。以下は香典が必要とされる場面や、思いつくが必要ではない場面を表にしてみました。
状況 | 香典の有無 | 備考 |
---|---|---|
葬儀や葬式 | 必要 | 一般的には香典を持参する |
通夜 | 必要 | 通夜に参列する場合も香典を持参することが一般的 |
法要 | 必要 | 1回忌、3回忌、7回忌などの法要に参列する場合 |
命日 | 不要 | 命日に香典は不要 |
結婚式 | 不要 | 結婚祝いのお金を包むが、香典とは異なる |
出産祝い | 不要 | 出産祝いのお金を包むが、香典とは異なる |
誕生日 | 不要 | 誕生日プレゼントを持参することが一般的 |
新築祝い | 不要 | 新築祝いを持参するが、香典とは異なる |
香典の基本的な書き方
外袋表書き:
香典袋に関する書き方
香典袋の表面(正面)には、「御香典」と書きます。この文字を中央に大きく書くのが一般的です。
宗教・宗派 | 香典の書き方 | 備考 |
---|---|---|
浄土宗・浄土真宗・曹洞宗などの仏教系 | 御香典 | 多くの仏教系の宗派でこの表記が使われます |
神道 | 御霊前 御供 |
神道の葬儀や法要において一般的な表記 |
キリスト教 | 御供え | 香典よりも花やカードを持参することが推奨されることも |
その他の宗教や宗派 | 変動あり | 具体的な宗教や宗派によって異なるため、事前に確認が必要 |
香典の外袋の名前の書き方
外袋に名前を書く際は薄墨(うすずみ)で書きます。水引の下に収まる形で真ん中に記載します
名前を書く際は筆ペンや筆での記載をすることがマナーです。
ボールペンでの記載はひかえましょう
夫婦で連名に関する書き方
会社関係者などの連名の書き
4人以上の際には、中央に代表者の名前を記載し、その左側に「外一同」と明記します。
内袋に関する書き方
内袋の裏書き:
香典袋の裏側(裏面)には、贈る側の情報を記入します。
左下には、自分の住所を記入します。郵便番号、都道府県から市区町村、町名、番地という順に書きます。
その左側に自分の氏名を記入します。
金額に関する書き方
香典に金額を書く場合は大字の「壱・弐・参・伍・拾・仟・萬・圓」を使うのが主流です。
香典に金額を書く場合の「一万円」や「五千円」と書いてもマナー違反にはなりませんが、改ざんなどの恐れもあるため、大字を使うのが一般的です。
具体的な金額の書き方
以下に香典によく使われる金額の漢字の例を書いておきます
通常の数字 | 大字での表記 |
---|---|
三万円 | 参萬円 |
一万円 | 壱萬円 |
五千円 | 伍仟円 |
千円 | 壱仟円 |
「円」に関しては「圓」の漢字が当てはまりますが、現代では「円」の表記で問題ありません
香典内袋の住所の書き方
香典の内袋には住所を記入します。ここではいくつかの状況に合わせて住所の書き方を説明します。
個人(1人)での香典の内袋の住所の書き方
連名(2人)での香典の内袋の住所の書き方
3名(3人)での香典の内袋の住所の書き方
4名以上(4人以上)での香典の内袋の住所の書き方
会社の関係者の方がお亡くなりになり、代表して法事に参加した際に必要になる事がありました。このような場合には会社としてまとめて香典をお渡しすることがあります。
4人以上での香典の際、代表者の名前以外は外側には明記しないよう心掛けましょう。
贈り主が誰であるかを明確にするため、各人の名前を半紙や奉書紙(文具店で手に入ります)などの無地の紙に記載し、香典袋の中に添えてください。
また、香典を贈る側と受け取る側が同じ職場の場合、住所の記載は不要となることもございます。
香典返し不要の場合の書き方
ペン・筆記具に関する書き方
– 香典 書き方 ペン
– 香典 書き方 中 袋 ペン
筆記具:
香典袋には、黒の筆ペンや万年筆を使用して、はっきりとした文字で書くのが望ましいです。
筆記具の種類に関する書き方
– 香典 書き方 シャープペン
– 香典 書き方 ボールペン
– 香典 書き方 フェルトペン
– 香典 書き方 万年筆