法要の案内を受けた場合のマナー
法要は、葬儀・告別式とは違い、故人と親しかった人が招かれるものです。
連絡を受けたら、やむを得ない事情がないかぎり、出席するのが礼儀です。
出欠ハガキの返信にはひと言添え、期日より早めに着くよう投函します。欠席の場合、別便でお詫びの手紙を送るといいでしょう。
また、遺族から参会者代表としてのあいさつを頼まれたときは、心よく引き受けましょう。
故人の死からどれほどの時間が経っているか、遺族の心情を配慮し、その時期に合った言葉を選びます。
当日は供物料(供物)を持参しますが、欠席の場合は、法要の前日までに遺族に届くように手配します。
先方との都合が合えば、あらためてお参りします。
法要の当日のマナーとご挨拶を知ろう
当日は開始時間より早めに到着するようにしましょう。
着いたら、まず施主に、「本日はお招きいただいてありがとうございます」などと手短にあいさつをします。
供物料や供物を持参しているときは、このとき施主に渡すか、自分で仏前に供えるかします。
法要に参加される場合の挨拶でのお話の内容の心がけ
1、招かれたことへのお礼
2、今の心境や個人との思い出
3、遺族への励まし
4、結びの言葉
法要へ招いていただいた際のご挨拶にはお悔やみの言葉を添えるのがマナーとなっています。
お悔やみの言葉の例文集|メール例文あり|お通夜、葬儀、告別式など
法要に参加される際の服装
一周忌までは喪服を着用しますが、三回忌からは、男性はダークスーツ、女性は黒か地味な色のワンピースかスーツでかまいません。
供物料・供物の目安
供物料 | 5,000円〜20,000円(香典の5〜7割りが目安) |
供物 | 故人の好物/生花/果物/菓子/線香・ろうそく(仏式のみ) |
不祝儀袋の選び方
項目 | 仏式 | 神式 | キリスト教式 |
包み | 白無地(蓮の絵入り可) | 白無地 | 白無地(十字架や百合の絵入可) |
水引き | 黒白/双銀/結び切り | 双白/双銀/結び切り | なし |
表書き | ご仏前/御供物料 | 御串玉料/御榊料 | 御花料/御ミサ料(カトリックのみ) |
不祝儀袋を使用する際の注意点
●宗教が分からないときは表書きを「御霊前」とする(浄土真宗のみ不可)。
●薄墨でフルネームを書く。ボールペンは不可。
●寺や料亭で行われる場合、食事会の用意がある場合は現金を持参する。
●供物は供物料の相場と同額程度のものを選び、生臭いものは控える。
●キリスト教式の追悼ミサなどに生花を送るときは、白か淡い色の花を選ぶ。