箕輪城

箕輪城は100年足らずの間に次々と城主が入れ替わる

16世紀前半、長野業尚は箕輪城を築城するが、武田氏によって度重なる襲撃を受け、あえなく落城。城は武田氏家臣の内藤昌豊に与えられる。その後、武田氏が滅亡すると、その機に乗じて北条氏が攻め落とすも、ほどなく織田信長の家臣・滝川一益によって城は奪われた。

「本能寺の変」ののちに後北条氏に城は戻されるが、羽柴秀吉に敗れ、代わって徳川家康の家臣。井伊直政が入城する。箕輪城は直政によって改築され、大規模な近世城郭へと変貌をとげた。しかし、直政が和田城へ移ったため箕輪城は廃城となる。現在は土塁や空堀、石垣の一部が残る。

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