春日山城は謙信の居城として名高い全国屈指の巨大な山城
春日山城は標高180mの春日山に築かれた巨大な山城である。城の起源は定かではないが、戦国時代に長尾為景、長尾景虎(上杉謙信)らによって、全国でも屈指の防御を誇る城が完成された。
山頂に本丸が築かれ、周囲には大小200を超える曲輪を配置。さらに重臣たちの屋敷も山中に建てられ、山全体がひとつの城として機能していた。上杉氏が会津へ転封になると、堀氏が代わって入城するが、直江津に新城を築いたため廃城となる。
現在でも往時の曲輪などが残るほか、平成8年(1996)に土塁や堀の一部と番小屋が復元。さらに、総延長1・5mともいわれる、長大な堀を復元する計画も進められている。