平安時代より行われている「子供が一生涯食べることに困らないように」
と願いを込めて行う儀式です。
お食い初め(おくいぞめ)は生後100日目に赤ちゃんに初めて食事を与える儀式です。
地域によっては110日目、120日目に行う所もあります。
食事を与えるといっても、食事をさせるマネをします。
それまでお母さんのミルクしか飲んでいない赤ちゃんですから、いきなりは食べられません。
「お食い初め」と呼ばれる他にも、
早い子になるとこの頃に乳歯が生え始めるので、
小石を噛んでも大丈夫なくらい丈夫な歯になるようにと「歯固め」と呼ばれたり、
箸を初めて使うので「箸揃え」「箸祝い」、
100日目のお祝いなので「百日(ももか)祝い」、
初めて魚を食べる日なので「真魚(まな)始め」と呼ばれるなど
地域により様々な呼び方で呼ばれています。
お食い初めのお祝いを行う日も基準は100日目ですが、現代では仕事をしている両親が多いので
100日目頃の祭日など、皆が集まりやすい日に設定する人や
歯の生えはじめの遅い子は、100日目を越えてそろそろ離乳食に切り替えようか。
という時期に合わせるなど様々です。
日にちに固執することはありません。皆が気持ちよく赤ちゃんの為にお祝い出来る日を
選び赤ちゃんの成長を見守っていきましょう。
生後3か月か4か月頃に赤ちゃんの体調の良い日に行うのが良いでしょう。