お正月

鏡餅|飾り方・意味・いつから・いつまで飾る?

鏡餅

お正月飾りの唯一の食べ物
鏡餅

お正月飾りの中で家の中に飾るもので、お正月が明けると美味しくいただくことができる楽しみの一つです。

鏡餅って
そもそもなに?
なんのため?

鏡餅は
年神様がとどまる場所

この記事を読み進めると鏡餅のこんな内容が分かります

  1. 鏡餅はいつから・いつまで飾る?
    鏡餅を飾る時期がわかります、ただ飾ってはいけない日が存在しています
  2. 鏡餅の飾り方や場所が分かる
    鏡餅って床の間に飾る?現代での飾り方と伝統の飾り方を解説しています
  3. なぜ鏡(カガミ)というの?
    鏡餅はなぜカガミという言葉がついているか知ってますか?
  4. 鏡餅の飾りにはすべて意味がある|読み方
    鏡餅はそもそもどんな意味を持ったお正月飾りなの?その部位にはすべてに意味があります。
    部位にはすべて名前がありますので、普段聞きなれない鏡餅の部位の名前も知ることができます。
  5. 鏡餅ってどんな由来ではじまったの?
    鏡餅ってそもそもなに?どんな、はじまり方や由来があるのかわかります
  6. 鏡餅のカビ対策はこの4つで決まり
    鏡餅にカビが生えてしまわないように対策をするのとしないのとでは違いが!4つの対策

鏡餅はいつから・いつまで飾るもの?

鏡餅はいつから飾る?
12月13日ころから
飾ってOK

現代では
◎12月28日から
飾ることが多い

いつまで飾る?
1月7日(松の内)まで

鏡餅の飾りはじめで避けるべき日
鏡餅を飾りはじめるときに避けるべき日があります。風習的にダメな日と連想させるものがダメな日があります。

29日…9のが「苦」を連想させるためお正月飾りを飾り始めるにはふさわしくない日

31日…お正月の一日前で「一夜飾り」となるのは縁起が悪いとされています。

30日が大晦日の場合…お正月の一日前で「一夜飾り」となり避けるべきです。

鏡餅を松の内まで飾った後には鏡開きを行い、飾った餅を頂きます。
 鏡開きの開き方と由来|2020年はいつ鏡開き?

鏡餅を飾る場所には決まりがある飾り方を知ろう

鏡餅を飾る場所は
大切な場所に飾る
(お供えする)


現代伝統的
リビング
かまどや台所
(竈神・荒神)
玄関
勉強机
神棚
受付
床の間
神棚

本来は床の間や神棚などに飾る風習がありましたが、
現代では鏡餅を飾る床の間がない場合が多いのですがどのような場所に飾ったらいいのか実例で紹介しますね。

一軒家などで床の間神棚がある場合の飾り方

マンションなどで床の間や神棚がない場合の飾り方

私たちは鏡餅文化を守ります
 日本鏡餅協会

なぜ鏡(カガミ)というの?

鏡餅はなぜカガミという言葉がついているか知ってますか?

今では当たり前のように生活の中にある鏡、発掘などでわかったことは鏡は神事などで使われていた神聖な道具だったのです。

銅鏡などがそれにあたり、現在でも神社の本殿奥には鏡が祀られています。

神様が留まる場所として鏡が使われており、鏡の形に似せた丸いものを使うため「鏡餅(かがみもち)」と呼ばれています。

鏡餅という名称は、昔の鏡の形に似ていることによる。昔の鏡は青銅製の丸形で、神事などに用いられるものであった。三種の神器の一つ、八咫鏡を形取ったものとも言われる。

また、三種の神器の他の二つ、八尺瓊勾玉に見立てた物が橙(ダイダイ)、天叢雲剣に見立てた物が串柿であるとされる。

鏡餅の飾りの意味?全ての部位に意味がある


鏡餅の飾り部位意味

(だいだい)
子孫が代々(だいだい)映えますように
御幣
(ごべい)
赤は魔よけ。繁栄を願う
四方紅
(しほうべに)
災いを払い繁栄を願う
裏白
(うらじろ)
長寿を願う

鏡餅の飾りにはすべてに意味が込められています。これらの意味は鏡餅の風習が始まったころ世より受け継がれ願いが込められています。

現代とは時代や生活環境などもかわっていますが、人間のねがいは変わらないものなんだなと改めて知ることができるのは素晴らしいなと思わされます。

鏡餅のはじまり?どんな由来があるの?

鏡餅文化のはじまりは
武家にあった?

日本国内に残っている風習の多くは古くは貴族であったり武家などの地位や権威があった人たちが行っていた行事に通づることが多いのですが、鏡餅の風習も同じように武家の習わしから始まったとされています。

平安時代には既に存在し、当時に書かれた源氏物語には『歯固めの祝ひして、餅鏡をさへ取り寄せて』の一節がある。 鏡餅が現在のような形で供えられるようになったのは、家に床の間が作られるようになった室町時代以降である。

武家では、床の間に具足(甲冑)を飾り、その前に鏡餅を供えた。鏡餅には、譲葉・熨斗鮑・海老・昆布・橙などを載せるのが通例となり、これは具足餅(武家餅)と呼ばれた。

鏡餅にカビが生えないための4つの対策

鏡餅のカビ対策はこの4つ

  1. 手で鏡餅に触れない
  2. 通気性を良くする
  3. 焼酎や食品用除菌アルコールを塗る
  4. からしを近くに置く
手で鏡餅に触れない

鏡餅にカビが生えたり、雑菌が繁殖するのを防ぐ対策の基本の基本は「手で鏡餅に触れない」ことが大事です。

餅つきの時など以外で不用意に手で触ることで雑菌やカビ菌などが付着しやすくなったり、手の油がなどが原因で繁殖したりします。

通気性を良くする

鏡餅を飾る場所の通気性を確保しましょう。

これは鏡餅の段になっている部分も同様で重ねておいておくと、ちょうど間にカビが繁殖しやすい環境が整ってしまします。

これらを避けるためには段になっている餅と餅の間にお米を撒いてはさみ隙間を作ったり、つまようじなどを間に入れるなどの対策を行いましょう

焼酎や食品用除菌アルコールを塗る

焼酎
昔からのやり方では焼酎を塗ることで殺菌を行っていた歴史があります。焼酎なら何でもよいわけではなく、甲類の焼酎でアルコール度数25%以上のものを使用してください。

焼酎のラベルの浦に記載がありますのでそちらで確認しましょう

食品用除菌アルコール
食品用のアルコール消毒というものがあります。酒造屋さんが作っている商品でサトウキビを原料にしたアアルコール度数77%をこえる食品用の除菌アルコールです。

からしを近くに置く

からしに含まれる成分のアリルイソチオシアネートという成分は殺菌作用能力が高くカビや雑菌から守ってくれます。

練りからし、粉からしのどちらでもよいですが、直接鏡餅に塗るわけにはいかないので、和紙などに入れて鏡餅のすぐ近くに置きましょう。

通気性を高めるために餅と餅の間に隙間がある場合はそこに置くのが良いです。