※厄除け・厄払いの祈祷を受ける際には必ず六曜に沿っていないといけない、と言うわけではありません。
お日柄を気にする人が六曜の言われを知り、日程を組む上での参考になれば良いと考えております。
先勝
「先ずればすなわち勝つ」という意味を持ちます。
勝負事などをする時は強気に勝負に出ても勝ってしまうという日。
一日の吉凶は午前中が吉ですので、厄除け・厄払いの御祈祷も午前中に受けてしまうのが良いでしょう。
大安
大安は一日中どの時間でも良い日とされ、お祝い事はもちろん厄除け・厄払いをするには最も良い日と言えます。
普段は六曜を気にしない人でも大安の日の意味はよく浸透しているため神社にはお宮参りや安産祈願、秋にもなれば七五三と祈祷を希望するたくさんの人であふれます。
結婚式のような祝い事もこの大安に集中して行われます。
ですので事前に予約をするかできない場合は余裕を持ったスケジュールを設定しておく必要があります。
逆に厄除大師などであれば厄除けをする人が中心に集まるため普段よりも多く祈祷を希望する人が集まるはずですが、様々な祈祷が行われるわけではないので忙しなさは他の場所に比べて少ないかもしれません。
仏滅
何をするにも凶とされる日。
大安と同じく六曜に関心を持たない人でも知っていることの多い日です。
結婚式などは仏滅を避ける傾向にあります。
厄除け・厄払いの祈祷も同じく仏滅の日は避けた方が良いでしょう。
1日予定をずらすことができれば大安となるので、できることなら予定をずらしてみましょう。
しかしそうはいってもわざわざ厄除け厄払いの祈祷を受けるために会社の有給を取るのも大変ですし、現実問題不可能である人も多いと思います。
その場合は六曜にとらわれることなく予定が一番合う日に祈祷を受けられれば問題はないと思います。
先負
「先ずればすなわち負ける」という意味を持ちます。
つまり焦って勝負などをすれば負けてしまうと言う日。
このことから平静を保った方が良い日とされています。
午前中は凶、午後は吉とされています。
友引
もともとは勝負事で共に引き分けになる日ということから共引という名前だったのが音が同じであることから友引と変わりました。
現在言われている友引の意味としては凶事に友を引くということ、です。
このためお祝いごとを行う分には良いとされますが、葬儀は友達をあの世に連れて行ってしまうと考えられ良くないとされています。
朝は吉、昼は凶、夕方は大吉とされています。
厄除け・厄払いの祈祷を受ける際は夕方が良いのですが、神社やお寺でも御祈祷の時間は限られており思ったような時間に行うことができない場合も多いと思います。
難しい場合は他の日にする、もしくは友引であっても気にせず午後の時間に御祈祷を受けるなど柔軟に対応したいものですね。
赤口
一般的に厄日とされますが、午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみは吉とされています。
「赤」という字から血、ひいては死をイメージさせるため、怪我などをしないように注意をした方がいいとされています。
厄除け・厄払いの御祈祷を考えている人はできれば正午前後の時間に御祈祷を受けられるようにスケジュールを調整するか、日を改めてみるのも良いでしょう。
もちろんそのために仕事を休んだり予定を組み直すのが難しい状況もあると思いますので、六曜にこだわりを持たず家族親戚が集まり易い日に行うのが良いでしょう。